北海道剣淵高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校は、昭和26年に開校し、校訓に「学行一致」「自主協同」「誠実健康」を掲げ、令和3年度に、創立70周年を迎えた町立の総合学科高校です。
開校以来、これまでの教育実績から農業、福祉の専門教育を柱に、町立高校として特色ある教育活動を進めております。
この間、本校の教育にご理解を頂き、関係諸団体の皆様や地域の農業生産者、福祉関係の施設の皆様に多くのご支援をいただくことができ、教育活動を進めてこられたことに、深く感謝申し上げます。
さて、現在は生産年齢人口の減少、グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により、予測が困難な時代となっています。このような社会状況のなかで、本校では令和3年度から三系列での教育課程を展開しております。
①地域農業の担い手を育成する「農業国際系列」、②将来の介護福祉士を育成する「生活福祉系列」、③普通教科を中心とした多様な分野で活躍できる若き人材の育成を目指す「未来のしんろ系列」の三系列が、それぞれの系列特性を生かしながら教育活動を展開しています。
なかでも「未来のしんろ」系列では、地域の絵本文化から多くの示唆を得て学びを深める「絵本探究」、地域理解やSDGsの基礎を学ぶための「文化理解基礎」、様々な社会課題を教材に、その解決策から探究的な学びを進める「課題探究」、自らの希望進路を具体的に描きながらインターンシップを実施する「産業現場実習」等、これらの学校設定科目で探究的な思考とプロセス、実践力を身に付けています。
そして、本校生徒全員が未来に向けて夢や希望を持ち、「持続可能な未来の担い手」として自らの進路実現を図る「進路」の探究、将来の地域や産業の方向性を探る「針路」の探究、不透明な現代社会のなかで新たな道を探る「新路」の探究に向けて取り組んでもらいたいと考えています。
また、令和6年度に、旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部と包括連携協定が締結されました。双方の教育機能について交流及び連携を通じて、大学との合同研究、進路に対する意識の向上や持続可能な未来の担い手育成に繋がることが、大いに期待されます。
最後になりますが、コミュニティ・スクール導入校として、地域の高校が担う教育の役割を、地域の皆さんと協働体制を構築しながら進め、これからも、地域とともにある魅力ある高校づくりを進めてまいりたいと思いますので、暖かいご支援のほどよろしくお願いします。
令和7年4月
北海道剣淵高等学校長 黒 田 祥 嗣